森林生物 ウスバカミキリ



更新日:2020/03/18
和名:ウスバカミキリ
学名:Megopis sinica sinica  White
    コウチュウ目カミキリムシ科
分布:北海道・本州・四国・九州・対馬・種子島・屋久島・奄美大島・朝鮮半島・中国
説明
成虫の体長は30~50mmで体色は赤褐色~暗褐色。キリに穿孔する害虫として有名であるが、ポプラ、ヤナギ、クルミ、ハンノキ、クリなど多くの広葉樹の成木と伐倒木、イチジク、ナシなどの果樹、またモミ、トドマツ、ヒノキなど針葉樹も加害する。1世代に2年以上を要する。産卵は樹幹の腐朽部などに好んで行われ、幼虫は腐朽部をしばらく食べた後、しだいに健全部を食害し、坑道は40cmにもなる。樹幹の腐朽した樹木が被害を受けやすいので、腐朽部を処理して侵入防止を図る。
                       
ウスバカミキリ成虫 イタヤカミキリの材内幼虫(サクラ)

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